有毛細胞の毛生え薬発見!

先週モーニングバード石原良純さんが難聴について、

分かり易く、色々な情報を取り上げていました。

 

【有毛細胞の毛生え薬を発見】

有毛細胞が壊れ始めるのは、40代前半から。

有毛細胞は一度壊れると二度と回復しない、と言われていました。

しかし!慶応義塾大学とハーバード大学の共同研究で、

有毛細胞の毛生え薬を発見したそうです!

マウスの耳の中にガンマーセクレターゼ阻害薬を注射すると、

失われた部分の有毛細胞の根元の支持細胞が有毛細胞に変化。

マウスの脳波も音への反応を示しました。

 

すごいです。未来に希望が持てます。

 

【最新型補聴器

補聴器メーカー、ワイデックス(株)の最新型補聴器

「ワイデックス・ドリーム」(片方46万円!)を紹介。

コンピュータを搭載し、周囲の状況に合わせ騒音を低減し、

会話を聞き易く強調する。

掃除機をかけた状況での騒音制御のON/OFFの実演を見ると、

耳栓をして掃除機をかけた時の低減さに似てるな、と思いました。

ちなみにお手頃モデルの価格は片方¥78,000。

この価格の差は環境音を細かく分析できる機能がどれだけ増えるか

によるのだそうです。

 

脳トレで耳の衰えに対処する】

これは前回書いた番組とは、また違う脳トレを紹介していました。

 

・一文字違いの言葉を聞き分けるトレーニングをする。

  →「かかし」と「たかし」

・瞬発力を使うゲームをする。

  →絵の中の赤い鳥の集団の中から紛れている黄色い鳥を瞬発的に指さす。

ノースウエスタン大学の研究では、一日一時間、週に5日の脳トレ

8週間行ったところ聴覚テストに明らかな違いが現れた。

 

でも聴覚テストの結果グラフだと訓練してない人も訓練する前と後で

右肩上がりで成績が上がっていました…(^ ^;)

もちろん訓練した人の方が伸びが良かったですが。

 

【模擬難聴システム】

(株)オトデザイナーズが高齢者との関わりを円滑にする為の

トレーニングツールを開発。音がひずんだり、割れたりして

聞こえる高齢者の聞こえ方を体験できます。

 

周囲の人の理解って本当に大事だと思います。

先日知人が「母が人の話を聞いてなくて嫌になる」と言ってきた

のですが、どうも難聴の症状のようなのです。

耳鼻科受診を薦めたら、

「いいよ、病院なんて。年なんだから耳が遠くなるのは普通!」

と言われてしまいました…。

なのでこういうツールで相手の状態や気持ちを体験できるのは、

当人やそれに関わる人にとってとても重要なアイテムだと思います。

 

色々な分野の方が難聴に取り汲んでいらっしゃるのですね。

心強く本当にありがたいです。

 

皆さんに希望ある未来が訪れますように!