子どもの外遊びのイメージと道路族の道路遊びの違い。

道路遊びが理解されにくいのは、子どもの外遊びのイメージと

道路遊びの度を超した実態の乖離にあると思うのです。

 

実際私も道路遊びの被害に遭う3年前迄は、「子どもが外で遊ぶのは良いこと」

「子ども達の遊んでいる声は微笑ましい」と思っていました。

 

私のイメージした外遊びとかけ離れた私の住宅地にいる道路族の道路遊びを紹介します。 

 

子どもの声は「はじめてのおつかい」で見るような「きゃはは」「ワーッ!」「ウワーンッ(泣き声)」ではなく、

「キィエエェェーッ」「ゥウウォォオーッ!」「ウガガガァーアァッ!」などの奇声を何時間も上げ続けていること。

 

ボール遊びも軟球がポーン、ポーンと跳ねるのではなく、バシーンッ!バィーンッ!ボガッ!ドガッ!という渾身の蹴りに加え、

「外したらブッ殺すぞ!」「ふざけんな!テメーこそ潰してやる!」

という怒号を飛び交わせるのが数時間続くこと。

 

家の窓、壁、車にボールが当たります。

駐車場のライト、雨樋、鉢植え、柵などにぶつけて破壊すると逃げますが、また戻ってきます。

また未就学児は庭の花をむしって遊びます。

 

道路の落書きも丸書いてケンパではなく、ドラマMOZUで目撃者の女の子が描いていたような大作を他人の玄関の前の道路に描くのです。

ちょっとした雨では消えず結構長い事残っています。

でもその集中力は才能かもしれないので、落書きして良い場所と悪い場所を親が教えてあげてほしいです。

自宅をの壁を落書き出来る壁紙やペンも売っていますし。

 

プラカーも幼児一人が乗ってゴロゴロで進むのではなく、小学生達が幼児のプラカーに乗って、それを後ろから押す人が走って数台でレースを繰り広げているので航空機のような音がします。

飽きるとプラカー、自転車、スケボーは道路に放置。

自転車に乗っている時は常にベルは鳴らし続けます。

 

親が道路で補助輪無しの自転車の練習を道路でさせいるのも見ました。

クランクのある道路なので練習に向かないし、転んだり、自転車が倒れたりでとても危ない感じがしました。

 

付き添いのお母さん達の井戸端会議も少々の立ち話なら日常風景ですが、

大人5人が道路で一日6時間を毎日です。

(午前9:30〜12:30、午後15:30〜18:30)

どんなに暑くても寒くても風が強くても子どもが咳き込んでいても解散することはありません。

ただ声が一番大きい人が不在の時は集まらないので、参加したくないと思っている人もいるのではないかと勝手に思ってしまいます。

 

道路遊びが終わっても、彼女達の家は玄関ドアと窓が全開なので奇声は響き続けます。時々子どもが窓から身を乗り出して外に向かって叫んだりしています。

 

私はこのような道路遊びを毎日見るようになってから、道路遊びする子ども達を「微笑ましい」とは決して思えなくなりました。

 

ちなみに親に器物破損の苦情を言っても会話になりません。

笑顔で「あ、わかってまーす!」と言われました。

 

3年前突然そんなひどい状況になり、現在は住民達の注意と学校の先生方の指導でだいぶ改善されました。

(先日子ども達に注意していたのは学校の先生でした。道路遊びのクレームが何件もあり、今迄も何度も注意しに出向かれていたそうです。本当にありがたいことです。)

 

道路族に苦しむ皆さんの地域もどうか改善されますように!!!