道路とマナー。

 

先日法事で配送業の方にお会いしたので、道路で遊ぶ子ども達を

どう思うか聞いてみました。

 

配送業Aさん:

「いるねー。大抵はすぐどいてくれるからいいけど。でもねぇ…。

 まぁ、邪魔でもねぇ、クラクション鳴らしたり、注意したりは出来ないねぇ。

 こっちもクレームが一番怖いから…ねぇ。」

 

クレーム… 注意されると逆ギレが道路族の特徴でしたね。

 

私の近所で道路遊びする子ども達はなかなか退いてくれません。

未就学児の子達はポカーンと車を見て、親は車を睨んで、私は退かない

子どもを見てしばし時が止まります。

そこを過ぎると小学生ゾーンで、Jボードで並走、飛び出しがあるので

本当に怖いです。

 

今月俳優さんが飛び出し児童を跳ねる事故がありましたが、上記の経験から

児童よりも先に運転手が可哀想だと思ってしまいました。

 

夕方6時を過ぎても子ども達は道路で遊んでいます。

お腹空いたら帰らないかしら、と思いキッチンの換気扇を強にして、

イカをバター醤油で炒めてみたところ、

「お腹空いたー!」「おいしいニオイがするー!」の大声が聞こえました。

そうだよ、もうご飯の時間だよ、帰りなさい、と念じるのも虚しく、

井戸端奥さんの大きな声で「じゃ、コレあげるよぉー!」

小学生達「やったー!お菓子だーッ!!!」

 

あぁ…(泣)まだまだ帰らないのね…。

 

“食事の前にお菓子を食べない” “歩きながら物を食べない”

子どもが守る、守らないは別にして、大人が言ってあげる事じゃ

ないかな、と思うけど…もやもやします。

 

出先の図書館で見た張り紙にもこんなのがありました。

“最近騒いでいる児童を注意しない保護者がいるという苦情が増えています。

 保護者の方はきちんとルールを守らせてください” と。

 

苦情の対象は児童ではなく保護者。

テレビで道路族が取り上げられた時、ネットで保護者に批判が集まっていました。

 

子ども達が社会に出て「そういう育ちの人」と見られて放置される前に、

周りの大人達から当たり前とされているマナーを知ることが出来ると良ですね。

 

私も子どもの頃マナー違反と知らずに裸足で友達の家に上がって注意された

ことがあります。

子どもの頃言われなれば、気づかないまま大人になって人の家を裸足で

ペタペタ歩き回って家主から眉を顰められたりしたかもしれません。

注意してくれた大人に感謝です。

 

ホスピスの本で「最近の看護士は生活技術が足りず、病室をドタドタ歩い

たり、ドアをバターンッと閉めたりする」という一文がありました。

 

子どもの頃から生活していく中で培っていくものなので、自ら気付くことが

難しい問題です。

周囲へ配慮する行動が社会に広く認識されて、ご近所の騒音問題が解決する

と良いのですが。

 

騒音に苦しむ方の環境が改善されますように!